令和8年度の賃貸不動産経営管理士試験は、2026年11月15日(日)13時から15時までの120分で行われ、合格発表は12月24日(木)の予定です。出題は四肢択一の50問で、賃貸不動産経営管理士講習の修了者は45問です。法令と統計は令和8年4月1日時点のものから出題されます。過去5年の合格基準点は50問中34点から40点でした。この記事では、当日の注意・過去の合格基準点・合格したあとの登録までを、賃貸不動産経営管理士協議会の公表資料で確かめた範囲で整理します。
結論(試験の早見表)
| 項目 | 令和8年度の内容 |
|---|---|
| 試験日・時間 | 2026年11月15日(日)13時〜15時(120分) |
| 出題 | 四肢択一50問。令和7年度・令和8年度の賃貸不動産経営管理士講習の修了者は45問 |
| 出題の範囲 | 管理受託契約、維持保全、金銭の管理、賃貸借、賃貸住宅管理業法、管理実務 |
| 法令・統計の基準日 | 令和8年4月1日時点で施行・公表されているもの |
| 試験地 | 全国41地域 |
| 受験料 | 12,000円(申込みは9月30日で終了) |
| 合格発表 | 2026年12月24日(木)予定。協議会のホームページに合格者の受験番号が載り、合格者には合格通知書が届きます |
当日の注意
協議会の実施要領が求めていることは、次のとおりです。
- 受験票を持って、12時30分までに指定の試験室の指定番号の席に着きます。受験票が無いと受験できません。
- スマートフォン、スマートウォッチ、イヤホンなどの電子機器は電源を切り、当日配られる封入袋に入れてのり付けし、座席の下に置きます。封入していない電子機器が見つかると不正行為とみなされ、退出を命じられて試験は無効になります。
- 受験票が11月9日(月)までに届かないときは、試験センターに問い合わせます。
持ち物や会場での細かい決まりは、協議会の受験申込案内(PDF)に載っています。試験の前の週に一度読み直してください。
過去5年の合格基準点と合格率
協議会が毎年公表している試験の実施概要から、合格基準点と合格率を抜き出しました。合格率は、50問と45問の受験者を合わせた全体の値です。
| 年度(試験日) | 合格基準点(50問) | 講習修了者(45問) | 合格率(全体) |
|---|---|---|---|
| 令和7年度(2025年11月16日) | 38問以上 | 33問以上 | 29.5% |
| 令和6年度(2024年11月17日) | 35問以上 | 30問以上 | 24.1% |
| 令和5年度(2023年11月19日) | 36問以上 | 31問以上 | 28.2% |
| 令和4年度(2022年11月20日) | 34問以上 | 29問以上 | 27.7% |
| 令和3年度(2021年11月21日) | 40問以上 | 35問以上 | 31.5% |
5年間で、50問の合格基準点は34問から40問の間で動いています。講習修了者の基準点は、どの年も50問の基準点より5問少ない数です。令和8年度の基準点は、12月24日の合格発表で公表されます。
5問免除(賃貸不動産経営管理士講習)
賃貸不動産経営管理士講習を修了すると、修了した年度とその翌年度の試験で、50問のうち5問が免除されます。講習は誰でも受けられ、約2週間の自宅学習と1日のスクーリング(確認テストを含む)で行われます。受講料は実施団体ごとに違います。令和8年度の講習の申込みはすでに終わっているので、来年の試験に向けて受ける場合は、令和9年度の案内を待ちます。
合格したあとの登録
試験に合格しただけでは、賃貸不動産経営管理士として名乗れません。協議会への資格登録が要ります。協議会が示している登録の要件は次の2つです。
| 要件 | 内容 |
|---|---|
| 実務の経験 | 管理業務に関し2年以上の実務経験があるか、それと同等以上の能力があること(賃貸住宅管理業務に関する実務講習の修了など)。委託を受けて賃貸住宅の管理業務に2年以上従事していれば実務経験に当たり、自主管理は当たりません |
| 合格からの期間 | 合格から1年以上たっていないこと。1年以上たっている場合は、賃貸不動産経営管理士登録講習の修了が要ります |
登録料は6,600円(税込。資格証の発行手数料4,500円を含む)で、申請はオンラインで行います。登録の有効期限は5年です。
業務管理者との関係
賃貸住宅管理業者は、営業所ごとに業務管理者を置かなければなりません。業務管理者になる道の1つが、登録証明事業による証明を受けていること、つまり賃貸不動産経営管理士として登録していることです。協議会も、業務管理者の要件を満たすために資格登録が必要だとしています。試験に合格したら、実務経験の証明か実務講習の修了証を用意して、早めに登録してください。業務管理者の要件の全体は「業務管理者とは|賃貸住宅管理業の要件・選任・兼務と不在時の注意」にまとめています。
よくある質問
Q1. 合格点は何点ですか
令和8年度の合格基準点は、12月24日の合格発表で公表されます。過去5年は50問中34問から40問でした。
Q2. 宅建士だと試験が免除されますか
協議会の実施要領に宅建士の免除はありません。免除があるのは、賃貸不動産経営管理士講習の修了者の5問です。なお、宅建士は、指定講習の修了と実務経験の要件を満たせば、試験に合格しなくても業務管理者になる道があります。
Q3. 自主管理の大家の経験は、登録の実務経験になりますか
協議会は、自主管理は実務経験と認められないとしています。その場合は、賃貸住宅管理業務に関する実務講習を修了して登録する道があります。
関連する記事
出典(本文で参照している資料)
| 確かめた内容 | 資料 |
|---|---|
| 試験日・時間、出題数、出題の範囲、基準日、試験地、受験料、合格発表、当日の注意 | 賃貸不動産経営管理士協議会「試験実施要領(令和8年度)」 |
| 令和3年度から令和7年度の合格基準点・合格率 | 賃貸不動産経営管理士協議会「賃貸不動産経営管理士試験 統計データ」(各年度の実施概要PDF) |
| 講習の内容と免除の対象年度 | 賃貸不動産経営管理士協議会「賃貸不動産経営管理士講習(試験の一部(5問)免除)」 |
| 登録の要件・登録料・有効期限・業務管理者との関係 | 賃貸不動産経営管理士協議会「賃貸不動産経営管理士の登録手続き」 |
| 業務管理者の要件(施行規則14条) | e-Gov法令検索「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律施行規則」 |